安中散(今日堂薬局で購入できる漢方薬 01)
胃の不快感・みぞおちの痛みをやわらげる漢方薬
安中散とはどんな薬?
安中散は、胃腸の働きをととのえ、体を内側から温めながら、冷えによる胃の不調をやわらげる漢方処方です。
古代中国の宋の時代に記された「和剤局方(わざいきょくほう)」という古い医学書に由来する漢方薬です。
名前にある「中(ちゅう)」は漢方の世界で「胃腸」を指し、「中を安んじる」、つまり「胃腸の働きを穏やかにして安心させる」という意味が込められています。
こんな症状に向いています
- 胃痛、腹痛(特に冷えやストレスで痛む場合)
- 胸やけ、げっぷ
- 胃もたれ、胃の不快感
- 食欲不振、吐き気
- 神経性胃炎、慢性胃炎
特に、胃腸が冷えやすく、やせ型で体力があまりない方、ストレスや緊張で胃が痛くなりやすい方に向いているとされています。
冷えを温める働きのある漢方ですので、口の渇きや冷たい飲み物を欲するような胃に熱を持っている方、熱感があり刺激に敏感な急性の胃炎などには、合わないことがあります。
どういう風に効くの?(構成生薬)
安中散は、7つの生薬(天然の動植物や鉱物などの成分)を組み合わせて作られています。主な働きは以下の2つです。
胃を温めて動きを良くする: 桂皮(ケイヒ=シナモン)や茴香(ウイキョウ)、良姜(リョウキョウ)などの生薬が、冷えた胃を温め、血流を良くして胃の働きを活発にします。さらに、痛みを和らげる働き(延胡索など)も含まれています。
胃酸をコントロールする: 牡蛎(ボレイ=カキの殻)が含まれており、これには出過ぎた胃酸を中和し、胸やけや胃痛を鎮める働きがあるとされています。
効能・効果
体力中等度以下で、腹部は力がなくて、胃痛または腹痛があって、時に胸やけや、げっぷ、胃もたれ、食欲不振、はきけ、嘔吐などを伴うものの次の諸症:神経性胃炎、慢性胃炎、胃腸虚弱
安中散は生薬の特性を生かした漢方薬ですので、あなたの体質や症状を考えて正しく服用することが大切です。
あなたの病気を早く治すため、お薬の服用に際しては、ぜひ今日堂薬局でよくご相談ください。

