月経前症候群(PMS)

(13)月経前症候群(PMS)
月経の3~10日前から始まる様々な症状で、月経が始まると症状が軽くなり治まっていくのが特徴です。
その点が、生理が始まってから症状が出てくる生理痛とは違う所です。

主な原因は生理周期に伴う女性ホルモンの変動が、大きく関わっていると言われています。
また、ホルモンの大きな変動は自律神経の働きを乱しますので、そういった原因も考えられます。
その他の要因も考えられるため、原因が明確になってないのが現状です。

症状は精神的症状・身体的症状・自律神経が乱れて起こる様な症状など、人によってそれぞれ違う症状が現われます。
精神的症状として情緒不安定・イライラ・抑うつ・不安・眠気・気力の低下・集中力の低下・睡眠障害など。
身体的症状として頭痛・肩こり・腰痛・むくみ・体重増加・下腹部痛や張り・便秘・乳房の張りなどがあります。
他にも、のぼせ・落ち着かない・食欲増進や減退・めまい・倦怠感・ニキビなどが現われる事があります。

このような不調の中でも特に、焦り・不安・脅迫感・自己喪失・涙もろさなど精神症状が強い場合があります。
自分の感情をコントロールできなくなり、負の感情が強くなりふさぎ込んだり、怒りで攻撃的になったりします。
このように日常生活を送るのに支障をきたすほど症状が重い場合、月経前不快気分障害(PMDD)と言われます。
日常生活に支障が出る場合は、早めに婦人科等の医療機関で診てもらうといいですね。

このように月経前症候群(PMS)は、精神的な症状が出てきます。それらはストレスで悪化するので、なるべくストレスの少ない生活を送る事が重要です。
たとえば、自分に合った漢方薬を取り入れる、バランスの良い食生活をおくる、生活リズムを自分が出来る範囲で整える。
自分の好きな趣味や運動等でストレスを発散する、とにかく楽しい事や嬉しいと感じる事により多く接する機会を増やす。
そして、適度な休養や睡眠、入浴や音楽、アロマなどを生活に取り入れる等、心身を共にいたわってリラックスする事が大切です。
また、一人で抱え込んだりせず、周りの人に症状を相談して理解・協力してもらうといいですね。上手にこの時期と付き合って行きたいものですね。.

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